証拠取得までに必要な技術・撮影編
証拠に直接的に影響を与える技術
証拠を撮影しようとすると、直接的な技術としてはやはり撮影となります。
撮影に必要な技術とはなんでしょう。
それは撮影に適した機材を選び、撮影機材の設定をし、証拠となり得る撮影結果を残すということになります。
刻々と明るさが変わる状況の中、瞬時に設定を変え続けることが必要となるため、 いわゆる「人間露出計」の感覚は必要となります。
基本的に試し撮りは出来ません。
いくら周囲からカメラを隠しているとはいえ、カメラを構える時間・回数が増えるほどに、 周囲にいる人にカメラを見られる確率は上がるためです。
また、撮影のタイミングは突然やってきます。
ある程度予測して設定を調整しているとはいえ、夜に車が通るだけでヘッドライトの明かりにより光量が大幅に変化します。 瞬時に対応できる技術が必要となります。
証拠撮影は結果が全てですので、どんな形であれ、しっかりとした証拠が撮影できればいいのですが、 探偵はプロです。
現場において練習(試し撮り)ができない上に、失敗は許されません。
0か100かでは現場では通用しません。
暗所・動体が被写体であることを意識した撮影機材の設定で、高品質な証拠を、高いレベルでのアベレージを維持し続け、 失敗なく、バレないように、撮影位置から尾行に移ることも考慮した中で遂行する。
広範囲の高い技術が必要となります。
撮影に関する技術・知識・経験が相手に反論させない高品質な証拠取得を実現させるのです。