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尾行は奥が深い技術
探偵が尾行する際、状況判断が重要となります。
撮影を必要とする状況か、同時に尾行している調査員の位置、周囲の混雑状況、エスカレーターやエレベーターはあるか、 タクシー乗り場やバス乗り場は近いのか、、、etc
距離感や動き方は状況によって変わり、調査対象者をギリギリ目視可能なほど離れることもあれば、 調査対象者に触れられるほど近くにいることもあります。
都市部であれば交通手段が多いため、より多くの状況判断が求められることとなります。
尾行が徒歩ではなく車両やバイクであっても、状況により対応が刻々と変化することは変わりません。
状況によって細かい技術がたくさんあり、奥が深い技術とも言えます。
尾行に大きな差はみられない
尾行を補佐する技術は古くは発信機から現代ではGPSなど、他にも様々研究開発されてきました。
また尾行の「バレないようにする技術」などは、その時代に合わせた形で細かく変化していきました。
プロの探偵と調査経験のない者とでは大きく・明らかな差ができます。
しかし、まともな探偵同士での比較となると、尾行自体が広い視点で見るとある程度出来上がっている技術と言え、 尾行に替わる技術革新がない限りは、それほど大きな差は出にくいものと言えます。
あえて差を上げるとなると、都市部でのラッシュ時などで電車・地下鉄・タクシー・施設や駅の構造に慣れがあるかどうかというところになります。
尾行は張り込み・撮影と影響し合う
尾行は、張り込み位置や撮影位置を考慮することで動き方が変わります。
張り込み位置や撮影位置が技術力により自由度を高くできれば、尾行に大きく影響します。
尾行は単体の技術ではなく、張り込み・撮影の影響も考慮した、証拠取得に係る技術の一要素と言えます。